城郭DATA -CASTLE DATA-
項目 | 内容 |
---|---|
ヨミカナ | モトサクラジョウ |
別称 | 将門山城 |
スタンプ設置場所 | 酒々井町中央公民館 08:30-15:15 国史跡本佐倉城跡案内所 09:00-16:30(月曜定休) 京成本線 大佐倉駅 |
曲輪配置 | 連郭式 |
城郭種類 | 平山城 |
築城者 | 千葉輔胤 |
築城年 | 文明年間 |
廃城年 | 1615年 |
主な城主 | 千葉氏、小笠原氏、土井氏 |
指定史跡 | 国指定 |
標高 | 33.5m |
城址碑 | あり |
案内板 | あり |
現存建造物 | なし |
復元建造物 | なし |
遺構 | 土塁、空堀 |
現状 | 史跡本佐倉城跡 |
駐車場 | 本佐倉城跡駐車場 |
最寄り駅 | 京成本線 大佐倉駅 |

概要・現地案内板
本佐倉城は下総守護千葉氏が文明年間(1469~1486)に築城し、天正十八年(1590)に豊臣秀吉に滅ぼされるまで関東有数の大名千葉氏の居城でした。
千葉氏は享徳三年(1454)に始まる関東の戦乱によって千葉(現千葉市中央区)の城を捨て、新たな城を印旛沼に面した交通の拠点である「佐倉(現酒々井町本佐倉)」に移しました。
16世紀前半には城下町も整い、本佐倉城は下総の政治・経済・軍事・文化の中心として繁栄します。
天正十八年(1590)年、豊臣秀吉が小田原を攻めると、北条氏の支配下に入っていた千葉氏も共に滅亡、本佐倉城は徳川家康の支配となりました。
現在でも本佐倉城跡は大規模な空堀・土塁・櫓台に守られた郭群などが明瞭に残っており、戦国時代の息吹が感じられます。
※現地案内板より
城犬のおいど 攻城記録
国史跡本佐倉城跡案内所
無料駐車場と続日本100名城スタンプ設置場所

続日本100名城スタンプ設置場所

東山馬場(Ⅴ郭)
その名の通り、馬場と考えられます。
広い面積を有するにも関わらず、確認調査においては建物跡などは見つかっていません。
※現地看板より

Ⅳ郭
平成19・24年度の2回にわたり発掘調査が行われ、門跡のほか東山虎口から城山・倉跡へと向かう通路跡や岐点、付随する柵列跡が見つかり、登城経路の詳細がわかりました。郭には名前がついていませんが、倉跡の虎口施設に当る重要な郭と推定されます。
※現地看板より

大堀切と木戸跡
大堀切は城山と奥ノ山を分ける堀切です。Ⅳ郭虎口から続く通路は、大堀切の手前で左に折れ、高低差2m程のスロープを登ります。登りきった所が平坦面になっていて、木戸跡がみつかっています。
※現地看板より

大堀切

城山通路
この通路は城山へ登るための唯一の通路です。通路幅は180cm、何度も蛇行して城山虎口へと向かいます。この場所から城山虎口までの高低差は7mあり、その急な勾配は容易く城山へは登らせません。
※現地看板より

城山虎口
城山虎口は左折れの坂虎口の形態をとります。左に直角に曲がる手前に門跡が見つかりました。門の左右には塀が連結し、門を入った目の前は土の壁と、その上にはやはり塀がめぐっていた事が発掘調査によって分かっています。
※現地看板より

城山(Ⅰ郭)
城主が客を迎えたり、宴会をしたりする郭と考えられます。発掘調査によって大形の掘立柱建物跡が2棟発見されており、現在主殿と会所と推測しています。その他には会所に属する庭園跡や、物見櫓跡などが見つかっています。現在、最も発掘調査の進んでいる郭です。
※現地看板より



奥ノ山
奥ノ山は別名妙見郭とも呼ばれています。発掘調査によって15m四方の基壇が見つかっており、妙見宮の跡と思われます。本佐倉城の城主はここで元服しており、妙見様は千葉氏の守護神とされています。
※現地看板より

妙見宮跡

倉跡(Ⅲ郭)
その名の通り倉庫群が存在したと考えられます。確認調査によって掘立柱建物が広範囲に分布することが分かっています。また炭化した米が多く見つかっています。その他には、供膳具や調理具、貯蔵具なども多く見つかっていることから、倉庫だけでなく人の生活するための空間も存在したことが考えられます。
※現地看板より


東山虎口
東山虎口は2つの門と、蛇行した狭い通路、内枡形の長方形の空間によって構成され、非常に厳重に守られているのが分かります。想像して復元するとこのようになります。東山虎口を抜けると左側に東山馬場が広がります。
※現地看板より


ビューポイント
ここからは城北側が一望できるだけでなく、遥か遠くには筑波山まで臨めます。開発によって現在は遠くなってしまった印旗沼も京成線のすぐ北側まで迫っていました。印旗沼の汀線と本佐倉城までの間は湿地となり、敵の侵入を容易ではないものにした事でしょう。
※現地看板より




南奥虎口
東光寺ビョウを南北に縦断するように南奥虎口へ向かって通路跡がみつかりました。通路は、虎口へ向かって緩やかな上り坂になっています。上りきったところから木戸跡がみつかりました。
※現地看板より

セッテイ山

金明竹の小径
金明竹とは真竹の一種で節と節の間に緑と薄い黄色が縦模様のように表れているもので、このあたりにだけ群生しています。都道府県によっては、天然記念物に指定されているところもあります。
※現地看板より


東光寺ビョウ
2つの北側に突出する物見台によって守られた広大な空間ですが、性格については現在発掘調査などを通じて検討中です。平成18年度までに酒々井町、佐倉市ともに確認調査を行っています。
※現地看板より

京成本線 大佐倉駅

続日本100名城スタンプ設置場所

酒々井町中央公民館

続日本100名城スタンプ設置場所

2024/4最終訪問
城郭周辺地図
千葉県印旛郡酒々井町本佐倉
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