概要
愛知県豊田市足助町飯盛の真弓山に位置する戦国時代の山城。足助鈴木氏の居城として、天文年間から天正年間にかけて整備されたと推測される。曲輪群、土塁、堀切といった土木遺構が良好に残り、平成5年(1993年)に考証に基づいて主殿や櫓などが復元され、当時の山城の姿を体験できる。豊田市指定史跡。
城郭詳細データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヨミカナ | アスケジョウ |
| 別名 | 真弓山城・飯盛山城 |
| 所在地 | 愛知県豊田市足助町 |
| 100名城スタンプ | - |
| 城郭構造 | 連郭式・階郭式山城 |
| 天守構造 | なしなし |
| 築城者 | 足助氏・足助鈴木氏 |
| 主な城主 | 足助氏・足助鈴木氏 |
| 築城年 | 不明(鎌倉時代末期原型・戦国期改修) |
| 廃城年 | 1590年頃 |
| 城址碑 | あり |
| 案内板 | あり |
| 現存建造物 | なし |
| 再建建造物 | 櫓門・主殿・高櫓・長屋・物見台・搦め手門 |
| 指定文化財 | 市指定 |
| 遺構 | 曲輪・土塁・空堀(堀切・竪堀)・切岸 |
| 現状 | 史跡公園 |
| 駐車場 | あり・城跡公園足助城 駐車場・無料 |
| 最寄り駅 | 名鉄バス「足助」バス停下車 徒歩約15分 |

城犬のおいど 攻城記録









堀切1
足助城の中心施設と、南の山上に伸びる施設を区切る役割をもった堀です。堀の底を通路としても使っていました。
※現地説明板より




北腰曲輪1



本丸




説明板
足助城の中心である本丸は、足助の街並みを眼下に見下ろすとともに、信州と美濃への街道、岡崎・名古屋への街道を望むことができます(標高301m)。発掘調査に基づき、掘っ建て柱の高櫓と長屋が復元されました。高櫓は、江戸時代の天守にあたるものです。
※現地説明板より

長屋
長屋は、11.5×1.8mの細長い建物で、北側が7尺の柱間、南側が6尺の柱間と、変則的な間取りになっています。また、柱と梁とが一致しないところがありますが、これは、3尺幅の窓を作るためと思われます。武者溜りとして本丸を警備した武士が居住したのか、武器をいれる物置きであったのか、よくわかりません。
※現地長屋内説明板より







高櫓
城というと、名古屋城や岡崎城などの美しい天守が思い浮かびますが、天守は、江戸時代に築かれたもので、戦国時代にはありません。戦国時代の城は、図面や絵が残されておらず、よくわかりません。この高櫓は、掘っ建て柱の建物で、発掘調査で見つかった柱穴を基に、設計しました。

柱穴から、2時期以上の建物がわかりましたが、今回再建したものは、後の時期のものです。なお、高櫓は、NHKの鉄塔の下まで伸びていますので、南に1mずらして復元しました。
※現地高櫓内説明板より

厠(展示用)
のぞき見可
使用不可





南物見台
矢倉の上から南方に鶏足城を望むことができます。鶏足城への連絡を兼ねた矢倉だったのでしょう。
※現地説明板より





南の丸
この曲輪は、角ばった扇形に造られています。台所の役割を持つ曲輪で、復元した建物跡の他にカマドに使われた石や炭などがみつかっています。
※現地説明板より


カマド小屋
ここには、焼けた石が並んでいて、周辺に木じり(燃えかけの木)や炭・灰が散乱していました。炊事などに使われた、カマドがあったと思われます(小屋・カマドとも推定して復元)。
※現地説明板より

厨
「厨」は、食事の準備を行なうところという意味ですが、食事の準備だけではなく、武士が寝泊りをして、武具の手入れやワラジ作りなど、いろいろな仕事をしたのでしょう。発掘調査で、柱穴列に沿って石が数多く出土したため、石置き屋根にしました。この厨の大きさは、11.8×6.4m、隣の厨は、10.3×3.6mです。
※現地厨内説明板より


土壁
厨や長屋の土壁には、戦が長期になっても食べ物に困らないように、イモの茎が使われていました。また、土間には塩が練り込まれていました。今の足助城でもイモの茎、塩を実際に使って復元しました。
※現地厨内説明板より




西の丸


西物見台
この物見台は、大きな岩盤の上にあります。2.7×5.4mの矢倉は、掘っ建て柱の建物です。2層にしたのは、間近まで他の建物が建てられていたためでしょう。
※現地説明板より

西の丸と西物見台
西の丸には、2棟以上の建物があったことが、発掘調査でわかりました。この建物は、柵列近くまで、敷地をいっぱいに利用したものです。西物見台の矢倉は、文字通り矢の倉(倉庫)で、弓・矢などの武器を入れておき、敵を防ぐために作られたものです。

矢倉からは、名古屋・岡崎への街道を望むことができ、西方向の見張りも兼ねたものでしょう。なお、矢倉は、大きな岩盤の上に、穴を掘って建てられています。
※現地説明板より



2019/9最終訪問
城郭周辺地図
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