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美濃国 加納城 [Kano Castle]

概要

岐阜城廃城後に徳川家康が天下普請で築かせた、近世城郭の代表例。東海道の要衝として、また美濃支配の拠点として重視された。縄張は輪郭式で、堅固な石垣と広大な堀が特徴。本丸に御殿と天守台が置かれ、かつての規模を偲ばせる遺構が残る。

城郭詳細データ

ヨミカナカノウジョウ
別名なし
所在地岐阜県岐阜市加納丸之内
100名城スタンプ第140番 岐阜市歴史博物館・営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)・月曜休館
城郭構造輪郭式平城
天守構造不明
築城者徳川家康
主な城主奥平氏・大久保氏・戸田氏・安藤氏
築城年1601年
廃城年1871年
城址碑あり
案内板あり
現存建造物なし
再建建造物なし
指定文化財国指定
遺構天守台・石垣・水堀・土塁・門礎石
現状加納城跡公園・加納公園として整備
駐車場あり・加納城駐車場(無料)
最寄り駅JR岐阜駅より岐阜バス「加納城跡」バス停下車すぐ・JR岐阜駅から徒歩約15分

城犬のおいど 攻城記録


二の丸跡


本丸北門跡


本丸石垣


この後ろに見えるのは加納城本丸北面の石垣です。岐阜市近傍の山で産するチャートという石を材料に積み上げられています。石は、角以外の部分には加工の跡が認められない「自然石」が用いられ、石と石の間には川原石が詰められています。

石垣の角の部分は「算木積み」という近世初頭頃まで多く用いられた積み方によるもので、近世加納城が築かれた17世紀の初めの頃の姿を留めています。これほど良好に近世初頭の石垣が残存する事例は美濃国では他に見られず、極めて貴重な遺構です。加納城の石垣は本丸外周や二の丸北面(現加納小学校南側)などに現存しています。
※現地看板より

開園時間


加納城・城下町案内


加納城は、徳川家康が慶長5年(1600)年の関ヶ原合戦の直後、築城を命じた城です。北から南へ5つの曲輪(三の丸、厩曲輪、二の丸、本丸、大藪曲輪)があり、それらは堀と川に囲まれ、「水に浮かぶ城」という景観でした。また、石垣などは関ヶ原合戦で落城した岐阜城から運んだと伝えられています。

初代城主は徳川家康の長女「亀姫」の婿、奥平信昌で10万石が与えられ、それ以降代々の城主は譜代大名が勤めました。明治維新の後、建物はすべて取り壊されてしまい、堀も埋められ、今では、本丸の石垣と土塁、二の丸や三の丸の北側石垣や、三の丸北東部分に当時を偲ぶことができます。今あなたが立っているところは本丸の北門にあたります。本来の本丸の出入り口である大手口は東側凸字形に出っ張った部分にありました。

これは「外枡形」という、徳川氏が初期に作った城の特徴といわれる形です。昭和58(1983)年に本丸が国の史跡に指定されてから、発掘調査が行われ、江戸時代の加納城の地面の下に戦国時代の加納城の土塁が埋もれているのが確認されました。また、本丸の堀の底には「堀障子」と呼ばれる畝状の仕切りがあったことも分かります。城下町は加納城の北から西にかけて造られました。

町の北部を「中山道」が東西に通り、寛永11(1634)年には「加納宿」が設置され、城下町と宿場町が一つになりました。岐阜と名古屋を結ぶ「尾張街道(岐阜街道、御鮨街道)が町の東で中山道と交差する交通の要衝でもありました。町の北西部と南西部に寺社が集中して置かれ、城の北と西側一帯、北の町外れにも武家屋敷がありました。

美濃傘と呼ばれる「和傘」の生産は、宝暦年代(1760年頃)、当時の藩主永井氏が財政の助けとするため奨励し、武士と町民の分業作業として発展しました。明治以降も加納の伝統産業として受け継がれてきています。
※現地案内板より

主郭


鉄門跡


加納城跡


徳川家康は、慶長6年(1602)3月、娘婿の奥平信昌を加納城主として10万石を与え、また亀姫の粧田として2千石を給した。築城は岐阜城落城の翌年で、岐阜城の館邸を加納に移して修築した。本丸、二之丸、三之丸、厩曲輪、南曲輪(大藪曲輪)などを備え、関ヶ原戦後初の本格的城郭であった。加納城歴代城主は、奥平氏の後、大久保氏、戸田氏、安藤氏と変遷し最後の永井氏の時代に明治維新を迎えた。

明治2年加納城大16代城主、永井肥前守尚服が版籍を奉還し、加納藩は同年7月14日に廃藩に至った。加納城跡は、この本丸のほかは二之丸北側の石垣をわずかに残している。
※現地看板より

南櫓門跡


加納公園案内マップ


2017/5最終訪問


城郭周辺地図

岐阜県岐阜市加納丸之内

加納城駐車場・無料


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「美濃国 加納城 [Kano Castle]」への1件のフィードバック

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