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伊予 能島城

100名城・続100名城 178番
別称 能島要害、野島城、能島城跡
城址碑 あり
案内板 あり
現存遺構 なし
復元遺構 なし
標高 24.6m
最終訪問日 —

📋 概要スペック

種別城郭
縄張水城
曲輪配置連郭式・群郭式複合
築城者村上義弘(村上雅房)
築城年南北朝時代・康暦・永徳年間(1380年頃伝承、15世紀中頃本格化)
廃城年天正16年(1588年)
主な城主村上氏(能島村上氏)
指定文化財国指定史跡

🏯 基本情報

天守平面構造なし 天守形式なし
現存御殿なし 再建御殿なし
現存櫓なし 再建櫓なし
現存蔵なし 再建蔵なし
現存門なし 再建門なし
現存土塀なし 再建土塀なし
移築御殿なし 移築櫓なし
移築蔵なし 移築門なし
遺構 水堀あり・石垣あり・土塁あり・切岸あり・井戸あり

🗻 赤色立体地図・微地形判読

中心標高:24.6m (航空レーザ測量データによる微地形表現)
出典:全国Q地図 / 国土地理院
※淡色地図に傾斜量図・陰影起伏図を各透過率40%(不透明度60%)で合成

※ページ内では国土地理院の地形起伏図・傾斜量図(透過率40%合成)を表示しています。上のボタンをクリックすると、全国Q地図にてDEM1A(1mメッシュ)やDEM5Aなどの高精細な赤色立体地図を全画面で確認できます。

📜 概要

能島城(のしまじょう)は、愛媛県今治市宮窪町宮窪に所在する瀬戸内海・大島と鵜島の間の宮窪瀬戸に浮かぶ周囲約850メートルの無人島「能島」および属島「鯛崎島」全島を要塞化した海賊城(水城)跡である。国の史跡、続日本100名城(178番)に選定。能島村上氏(村上海賊)歴代の惣領の本拠。最大時速10ノット(約18km/h)に及ぶ激流「宮窪瀬戸」の急潮と渦潮を天然の巨大水堀・防壁とし、島頂の本丸を中心に二の丸、三の丸、出丸、矢竹小島、東南の鯛崎島(出城・鯛崎砦)を巧みに配置する。海岸の岩礁部には軍船を係留・防護するための「柱穴(ピット)」群が約400個以上遺存。発掘調査では中国産青磁・白磁、染付、朝鮮陶磁、タイ産陶器、国内産中世陶器、鉄砲玉、銅銭が大量に出土し、武力集団にとどまらず国際交易を統御した水軍領主の海上都市の全貌が実証されている。

⚔️ 歴史的役割

瀬戸内海東西航路の最難所を制圧し、中世瀬戸内海の海上制海権・水先案内・海上警固を独占掌握する軍事・交通・関所の中枢として機能した。特に村上武吉の時代には毛利氏と結び、厳島の戦い(1555年)で毛利軍の海上輸送を支援して陶晴賢軍を壊滅させ、織田信長との石山合戦における第一次木津川口の戦い(1576年)では焙烙玉を駆使して織田方の九鬼水軍を撃破した。天下統一を進める豊臣秀吉が天正16年(1588年)に「海賊停止令(海賊禁止令)」を発令すると、海の自由と自治を重んじる武吉は当初抵抗したが、やむなく屈服。毛利氏に従って能島を退去し、防長移封に伴い屋代島(周防大島)へ転封となり能島城は廃城となった。近世城郭への改変を一切受けておらず、中世水軍城郭の原形態と岩礁ピット群が奇跡的に完存する世界的水中・城郭考古学の至宝である。

👀 見どころ

潮流渦巻く宮窪瀬戸の激流に囲まれた周囲約850mの「能島全島要塞遺構」、岩礁海岸に無数に穿たれ中世水軍船の係留杭や木橋・桟橋の痕跡を示す国指定史跡「岩礁ピット(柱穴群)」、本丸・二の丸・三の丸の平坦面を画する「切岸」および低土塁・石積遺構、能島の南東に連なり木橋で結ばれていたと伝わる出城「鯛崎島(鯛崎砦)」、宮窪港から出航する遊覧船から体感する時速10ノットに達する天然の要害「能島の潮流・渦潮」、出土した膨大な貿易陶磁器・焙烙玉・武具を展示し続日本100名城スタンプが置かれた対岸の「村上海賊ミュージアム」、村上武吉・景親父子の墓所が残る大島島内の「元徳寺」、国指定史跡碑・案内板

🍲 ご当地グルメ


おいど攻城記録


🧭 周辺10km圏内の城郭(1城)

🚃 アクセス

公共交通機関でのアクセス

JR予讃線今治駅から瀬戸内海交通バス(大三島行・特急バス等)で約35分「友浦」または「宮窪」下車、村上海賊ミュージアム(宮窪港)まで徒歩約15分、宮窪港から能島へは定期航路なし(能島水軍潮流体験観光船で海上周遊、または特別上陸ツアー利用)(今治市宮窪町宮窪・宮窪瀬戸中央の無人島能島および鯛崎島一帯、本丸標高約33m、水面比高約33m)

車でのアクセス

西瀬戸自動車道(しまなみ海道) 大島北IC(尾道方面から)または大島南IC(今治方面から)から県道49号経由で宮窪港・村上海賊ミュージアムまで車で約10〜15分

駐車場

有(村上海賊ミュージアム前駐車場、無料約50台)

📍 周辺地図

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